しんぶつしゅうごう【神仏習合】
日本固有の神の信仰と外来の仏教信仰とを融合・調和するために唱えられた教説。奈良時代、神社に付属して神宮寺が建てられ、平安時代以降、本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)やその逆の反本地垂迹説などが起...
すいてんほうふつ【水天彷彿】
はるかな海上の水と空とが接していて、どこまでが水でどこまでが空かはっきり見分けられないさま。▽「水天」は海と空。「彷彿」はぼんやりしてはっきりしないさま。「彷彿」は「髣髴」とも書く。
せつでいのこうそう【雪泥鴻爪】
行方がわからないこと。あとには、何も残らないということ。雪解けのぬかるみの道には、鴻おおとりの足跡も残らないという意味から。また、はかない人生のたとえとしても使われる。
ぜしんぜぶつ【是心是仏】
１ 人間の日常の心は絶対の理法をあらわす心でもあるから、仏そのものである、ということ。 ２ 仏の観想を成就した心はそのまま仏と一つである、ということ。
だつあにゅうおう【脱亜入欧】
アジアを離れ、ヨーロッパ諸国の仲間入りを目指すこと。明治維新以降、欧米諸国の文化を採り入れて近代化を進めた日本の風潮をいう。
はちだいじごく【八大地獄】
熱気で責め苦しめられる8種の地獄。等活・黒縄(こくじょう)・衆合(しゅごう)・叫喚・大叫喚・焦熱・大焦熱・阿鼻（無間(むけん)）の八地獄。八熱地獄。八大奈落。→地獄1
ひきこもごも【悲喜交交】
悲しみと喜びを、代わる代わる味わうこと。また、悲しみと喜びが入り交じっていること。▽一般に「交交」は現在ではひらがなで表記することが多い。
ゆうそくこじつ【有職故実】
朝廷や公家、武家の昔からの行事や法令・儀式・制度・官職・風俗・習慣の先例、典故。また、それらを研究する学問。▽「有職」は「ゆうしょく」「ゆうそこ」とも読む。「職」は、もと「識」と書いた。
ゆうたいこうとう【勇退高踏】
官職を勇退し、俗世間から離れて生活すること。また、そのような生活態度。
りごうしゅうさん【離合集散】
離れ離れになったり、集まって再会したりすること。▽「離合」は離れることと一つに集まること。協同したり反目したりすること。「集散」は集まることと離れ去ること。「集散離合しゅうさんりごう」ともいう。「集」は「聚」とも書く。
