いちみどうしん【一味同心】
同じ目的をもって集まり、心を一つにすること。また、その仲間。▽「一味」はほかの味を交えない一つの味の意から、平等・同一の意。また、志を同じくするという意から、仲間・同志をいう。「同心」は志を同じくすること。また、その人々。
いっかだんらん【一家団欒】
家族が集まり、楽しく談笑すること。▽「団」「欒」はともに丸い意で、「団欒」は丸く輪のようになって座る、集まってむつまじくする意。
うごうのしゅう【烏合之衆】
規律も統制もなく、ただ寄り集まっているだけの集団。秩序のない人々の集まりや軍勢にいう。からすの集まりが無秩序でばらばらであることから。
うしゅうのまじわり【烏集之交】
カラスががやがや集まる意から、噓うそが多く実体のない表面上だけの集まり。また、自己の利益だけを目的につきあう集団。
うんごうむしゅう【雲合霧集】
雲や霧が集まりわくように、多くのものが集まって来ること。
うんしゅうむさん【雲集霧散】
雲や霧が集まり散っていくように、多くのものが集まっては消えていくこと。
きゅうしゅぎょうぎ【鳩首凝議】
人々が集まり、額を寄せ合って熱心に相談すること。▽「鳩」は集める意。「鳩首」は頭を集めることで、人々が集まり額を突き合わせる意。「凝議」は熱心に議論すること。「凝」はこらす、集中する意。
さちゅうのぐうご【沙中偶語】
臣下が謀反を企てる談合をすること。人気のない砂地に集まり、額を突き合わせて相談する意から。▽「沙中」は砂の中、人のいない砂地の中。「偶語」は向かい合って語る、相談する。対話。「沙」は「砂」とも書く。
じゅうしゅうちょうさん【獣聚鳥散】
統率も規律もなく、ただ集まっているようす。無秩序に集まったかと思うと、ただ散らばるような集まりのたとえ。
ちょうようぼぶん【朝蠅暮蚊】
小人物がはびこるたとえ。朝には蠅はえが集まり、暮れには蚊が集まる意から。▽「蠅」「蚊」ともに小人物のたとえ。