いばしんえん【意馬心猿】
煩悩ぼんのうや情欲・妄念のために、心が混乱して落ち着かないたとえ。また、心に起こる欲望や心の乱れを押さえることができないたとえ。心が、走り回る馬や騒ぎ立てる野猿のように落ち着かない意から。▽仏教語。「意」は心。「心猿意馬しんえんいば」ともいう。
うきせいこう【雨奇晴好】
⇒ せいこううき(晴好雨奇)
うんえんかがん【雲烟過眼】
雲やかすみが目の前を過ぎ去ってとどまらないように、物事に深く執着しないたとえ。物事に心をとめないで淡泊なたとえ。また、物事の過ぎ去ってとどまらないことのたとえ。▽「雲烟」は雲とかすみ。雲とけむり。「過眼」は目の前を過ぎ去ること。「烟」は「煙」とも書く。「過眼雲烟かがんうんえん」ともいう。
えんうんかがん【煙雲過眼】
⇒ うんえんかがん(雲烟過眼)
えんこうほうぼく【円孔方木】
⇒ えんさくほうぜい(円鑿方枘)
えんさくほうぜい【円鑿方枘】
丸い穴に四角いほぞを入れようとする意から、物事がうまくかみ合わないことのたとえ。
えんぜいほうさく【円枘方鑿】
⇒ えんさくほうぜい(円鑿方枘)
えんぼうしんりょ【遠謀深慮】
⇒ しんぼうえんりょ(深謀遠慮)
えんまんりゅうらん【衍曼流爛】
はびこり広がること。多く悪などがはびこることにいう。▽「衍曼」は限りなく広がりはびこるさま。蔓延まんえんするさま。「流爛」は布しき散る、散り散りにはびこる意。「曼」は「漫」とも書く。
えんめいそくさい【延命息災】
無事に長生きをすること。何事もなく長生きすることを願い祈る語。▽「息災」は災いをとめる意。転じて、からだにさわりのないこと、無事なこと。「息」はやむ、終わらせる意。「息災延命そくさいえんめい」ともいう。