かいいすいしょく【解衣推食】
人に恩を施すたとえ。人を深く思いやるたとえ。また、人を重用すること。自分の着衣を脱いで着せ、自分の食べ物をすすめて食べさせる意から。▽「推」はおしすすめる意。「衣いを解とき、食しょくを推おす」と訓読する。
かいいんかいとう【誨淫誨盗】
⇒ かいとうかいいん(誨盗誨淫)
かいかじしん【改過自新】
自分の過ちを改めて、新たに再出発すること。過ちを改めて心を入れかえること。▽「改過」は過ちを改めること。「自新」は自分で態度や心などを一新する意。「過あやまちを改あらため自みずから新あらたにす」と訓読する。
かいかつてんくう【海闊天空】
海や空がきわまりなく広がっていること。人の気性で心が広々として度量が大きく、何のわだかまりもないたとえ。また、言葉や発想などが限りなく広がるたとえ。▽「海闊」は大海が広々としていること。「天空」は空がからりと晴れ上がってどこまでも広いこと。「闊」は「濶」とも書く。「天空海闊てんくうかいかつ」ともいう。
かいかんゆうえき【開巻有益】
読書はためになるということ。読書を奨励する語。▽「開巻」は書物を開く意。転じて、読書。「有益」は役に立つこと。「巻かんを開ひらけば益えき有あり」と訓読する。
かいけいのはじ【会稽之恥】
敗戦の屈辱のこと。転じて、他人から受けた忘れられない屈辱のこと。
かいげんくよう【開眼供養】
新たに仏像や仏画を作ったとき、最後に目を入れて仏の魂を迎える法会ほうえ。▽「開眼」は仏眼を開く意。仏の魂を入れること。
かいこういちばん【開口一番】
何かを話し始める一番最初に。口を開くやいなや。▽「開口」は口を開くこと。話し始める意。
かいごのはな【解語之花】
美女のたとえ。
かいざんとうかい【回山倒海】
勢いがきわめて盛んな形容。山をころがし海をひっくり返す意から。▽「回」はまわる、まわす意。「山やまを回めぐらし海うみを倒たおす」と訓読する。