がでんいんすい【我田引水】
他人のことを考えず、自分に都合がいいように言ったり行動したりすること。自分に好都合なように取りはからうこと。自分の田んぼにだけ水を引き入れる意から。
けんきょうふかい【牽強付会】
自分の都合のいいように、強引に理屈をこじつけること。▽「牽強」「付会」はともに、道理に合わないことを無理にこじつけること。「付」は「附」「傅」とも書く。
ことうだび【虎頭蛇尾】
最初は勢いがいいが、最後はふるわないことのたとえ。
どうちょうとせつ【道聴塗説】
知識などの理解がいい加減で、しっかり自分のものになっていないこと。また、根拠のない伝聞、受け売りの意。▽「塗」は「道」と同じで道路のこと。道でたまたま聞き知ったことを、また道で得意そうに、人に話し伝えること。「道みちに聴ききて塗みちに説とく」と訓読する。
はいちゅうのだえい【杯中蛇影】
ひとたび疑い始めると、何でもないことにも怯おびえ、疑い深くなり、苦しむ結果になるというたとえ。また、病は気から起きるものだからあまり心配しないほうがいいということ。