りんかんいっしん【輪奐一新】
建築物などの規模が大きく、立派で美しいこと。▽「輪」は高大なさま。「奐」はあざやかなさま。
りんきおうへん【臨機応変】
状況に応じた行動をとること。場合によって、その対応を変えること。▽「臨機」は事態にのぞむこと。「応変」は変化に応じる意。「機きに臨のぞんで変へんに応おうず」と訓読する。
りんじしっぴ【鱗次櫛比】
うろこや櫛くしの歯のように、順番に整然と並ぶこと。▽「次」「比」はともに並ぶ意。
りんじゅうしょうねん【臨終正念】
①仏道を修行する人は、生命の終わりに臨んでも、心が乱れることがないということ。②死に臨んで心静かに念仏を唱えること。
りんねてんしょう【輪廻転生】
人が生まれ変わり、死に変わりし続けること。▽仏教語。「輪廻」は車輪がぐるぐると回転し続けるように、人が何度も生死を繰り返すことを指す。「転生」は生まれ変わること。「転生輪廻てんしょうりんね」ともいう。
りんぽうきりゅう【麟鳳亀竜】
太平の世になると現れると信じられていた四種の霊獣・霊鳥。麒麟きりん鳳凰ほうおう亀かめ竜のこと。転じて、非常にまれで珍しいもの、聖人・賢者のたとえ。▽麒麟・鳳凰・竜は想像上の動物で、太平の世に出現するというめでたいもの。「竜」は「りょう」とも読む。
りんみょうじゅうじ【臨命終時】
仏教のことばで、人の命が尽きようとするとき。略して、「臨終」という。
るいせいどうきょ【累世同居】
数代にもわたる家族が、一つの家に一緒に住むこと。▽「累世」は世を重ねること。「同居」は同じ家に共に住む意。長命の家系で、その繁栄を祝した語。
るいらんのき【累卵之危】
卵を積み重ねたような、不安定で危ない状態のこと。
るてんりんね【流転輪廻】
仏教のことばで、迷いの世界で人間が生死をくりかえし、果てしなくめぐりさまようこと。