たいとうごめん【帯刀御免】
江戸時代に、町人や百姓など、平民の中で特に功績があり、そのため刀をさすことを許されたこと。
たんとうちょくにゅう【単刀直入】
遠回しでなく前置きなしに、いきなり本題に入り要点をつくさま。一本の刀を持ち、ただ一人で敵陣に切り込む意から。
ちくとうぼくせつ【竹頭木屑】
役に立たないもののたとえ。また、細かなもののたとえ。転じて、つまらないものでも、何かで役に立つかもしれないから粗末にしないこと。廃物利用すること。▽「竹頭」は竹の切れはし。「木屑」は木のくず。
ていとうけいしゅ【低頭傾首】
頭を低くして、謹慎すること。また、うなだれること。▽「低頭」はこうべを低くする意。「傾首」もこうべをかたむける意。「頭こうべを低たれて首くびを傾かたむく」と訓読する。
ていとうへいしん【低頭平身】
⇒ へいしんていとう(平身低頭)
てきすいてきとう【滴水嫡凍】
一瞬の間も気をゆるめることなく、仏道修行に励むこと。
てっとうてつび【徹頭徹尾】
最初から最後まで。終始。また、あくまで。けっして。▽「徹」は貫く意。
でんかのほうとう【伝家宝刀】
家宝として代々伝わっている名刀の意から、いざというときにだけ繰り出す、とっておきの物や手段。
とういせいじゅう【東夷西戎】
⇒ せいじゅうとうい(西戎東夷)
とういそくみょう【当意即妙】
即座に、場に適かなった機転を利かせること。気が利いていること。また、そのさま。▽「当意」はその場に応じて、素早く適切な対応をとったり工夫したりすること。仏教語の「当位即妙」(何事もそのままで真理や悟りに適っていること。また、その場の軽妙な適応)から。