いんいんめつめつ【陰陰滅滅】
気分が暗く気の滅入めいるさま。また、暗く陰気で物さびしいさま。気分や雰囲気にいう。▽「陰陰」は薄暗く物さびしい様子。物さびしく陰気な様子。「滅滅」は生気がなくなり暗いさま。
ざいごうしょうめつ【罪業消滅】
現世での罪深い悪い行為も、仏道修行をすることで、消し去ることができるということ。▽仏教語。「罪業」はかつて作った罪。罪となる悪い行為。道理に背いた苦の報いを受ける行為。
しじまんめつ【刺字漫滅】
しばらく人を訪問しないこと。名刺をふところに入れたままで長く使わないために、名刺の字が擦れて汚れて読めなくなる意から。▽「刺字」は名刺の字。「漫滅」は文字などが擦れて消えてしまい、はっきりしないこと。
しじんかいめつ【澌尽灰滅】
あとかたもなく滅び尽きること。
しょうじゃひつめつ【生者必滅】
この世に生を受けた者は、必ず滅び死ぬものであるということ。人生の無常をいう。▽仏教語。「生者必滅、会者定離えしゃじょうりは世の習い」(『平家物語へいけものがたり』)のように、会者定離と対にして用いられることも多い。
しんじんかめつ【薪尽火滅】
人が亡くなること。▽「薪尽」はたきぎがなくなること。「火滅」は火が消える意。仏教で釈迦しゃかの入滅のことを言ったもので、そこから人の死をいう。「薪たきぎ尽つきて火ひ滅ほろぶ」と訓読する。
じょうじゅうふめつ【常住不滅】
常に変わらず、永遠に滅びないこと。「—の真理」
ちょうれいまめつ【凋零磨滅】
文物などが滅びてなくなること。▽「凋零」は草花がしぼんで落ちること。「磨滅」はすりへりなくなること。
ふきゅうふめつ【不朽不滅】
永久に朽ち滅びることがないこと。▽「朽滅きゅうめつ」(朽ち滅びる)の語それぞれに「不」を添えた言葉。
れいこんふめつ【霊魂不滅】
人間の魂は永遠で、肉体が死んでも変わらず存在しているという考え方。