じだいしゅぎ【事大主義】
自分の信念をもたず、支配的な勢力や風潮に迎合して自己保身を図ろうとする態度・考え方。
まんしんそうい【満身創痍】
からだじゅうが傷だらけの様子。また、ひどく非難されて痛めつけられること。▽「満身」はからだじゅうの意。「創」「痍」はともに傷のこと。
むがくもんもう【無学文盲】
学問や知識を身につけておらず、字が読めないこと。また、その人。▽「無学」は学問・知識がないこと。「文盲」は文字が読めない意。
もくよくじょこん【沐浴抒溷】
髪やからだを洗って身を清め、自らについた汚れを取り払うこと。神聖な儀式などを行うときなどに、湯あみしてからだを清めること。▽「沐浴」は湯水を使って、からだを洗い清めること。「抒溷」は汚れを取り除くこと。「抒」はすくい出す意。また、除く意。「溷」は汚れの意。
ようきゅうすいちょう【羊裘垂釣】
羊のかわごろもを身につけ、釣り糸をたれること。隠者の形容。▽「裘」はかわごろも、「釣」は釣り針の意。「羊裘ようきゅう釣ちょうを垂たる」と訓読する。
ようこうしゃぞう【用行舎蔵】
出処進退の時機をわきまえていること。また、出処進退が時宜にかなっていること。君主に任用されれば、世に出て能力を発揮し、見捨てられれば、世間から身を隠し、静かに暮らすこと。▽「舎」は「捨」に同じで捨てる意。「蔵」は隠れる意。「用もちいらるれば行おこない舎すてらるれば蔵かくる」と訓読する。「舎」は「捨」とも書く。
りっしんしゅっせ【立身出世】
社会的に高い地位について名声を得ること。▽「立身」は社会的な地位を得ること。名声を得ること。「出世」は社会に出て、立派な地位・身分を得ること。
りゅうちょうこが【竜跳虎臥】
筆勢が何の束縛も受けず、縦横自在で、さまざまな字様を駆使していること。竜が天に向かって身を躍らせて跳び上がったり、とらが大地にからだを伏せる様子を筆の勢いに比喩ひゆしたもの。▽「竜」は「りょう」とも読む。
りょうらきんしゅう【綾羅錦繍】
上質の素材を用い、刺繍を数多く施した美しい衣服。また、きらびやかな衣服を身につけること。▽「綾」はあや絹、「羅」は薄絹、「錦」はにしき、「繍」は刺繍をした織物で、いずれも高貴な人が着る美しい衣服のこと。
るるめんめん【縷縷綿綿】
話が長くて、くどくどしいさま。また、中身のない話が、延々と繰り返されるさま。▽「縷縷」は細長く続くさま。また、細々と話すさま。「綿綿」はいつまでも続いて絶えない意。「綿」は「緜」とも書く。