いんがてきめん【因果覿面】
悪事の報いとしての悪い結果がすぐに目の前に現れること。因果歴然。
かいとうかんめん【改頭換面】
表面は変わったようでも内実は変わらないことのたとえ。古い顔が新しい顔に変わり改まる意から。▽「頭こうべを改あらため面めんを換かう」と訓読する。
きしょくまんめん【喜色満面】
喜びの表情が心の中で包みきれず、顔じゅうにあふれ出ているさま。▽「色」は表情や様子の意。「満面」は顔じゅう、顔全体。
こうかてきめん【効果覿面】
結果や効き目がすぐに現れるさま。▽一般には都合のよい結果や効き目についていう。「覿」は見る、示す意。「覿面」は目の当たり、目の当たりに見ること。効果や結果が速やかに現れるさまをいう。
しかくしめん【四角四面】
生真面目で、面白おもしろみに欠けること。考え方や態度などが、まじめすぎて、堅苦しいこと。
しかくはちめん【四角八面】
「四角八方」に同じ。
しゅうしゅそうめん【囚首喪面】
顔かたちを飾らないことのたとえ。囚人のように、梳とかし整えられていない髪と、喪中もちゅうの人が顔を洗わないように、汚れた顔の意から。▽「首」は頭。「面」は顔。
てんばつてきめん【天罰覿面】
行為の結果がたちどころに現れること。悪事を働くと、その報いとしてすぐさま天が罰を下すこと。▽「天罰」は天の下す罰。「覿面」は、ある事柄の効果や報いが目まの当たりにすぐ現れることをいう。
とくいまんめん【得意満面】
事が思いどおりに運び、誇らしさが顔全体に表れるさま。▽「得意」は成功に満足するさま。
ほうとうこうめん【蓬頭垢面】
身だしなみに無頓着むとんちゃくで、むさくるしいこと。また、疲れ切った貧しい様子。乱れた髪と垢あかまみれの顔の意から。▽「蓬頭」はよもぎのような、ぼさぼさに乱れた髪。「蓬」はよもぎの意。「垢面」は垢まみれの顔。「垢」は「く」とも読む。