しかいけいてい【四海兄弟】
真心と礼儀を尽くして他者に交われば、世界中の人々はみな兄弟のように仲良くなること。また、そうすべきであること。▽「四海」は四方の海。転じて、天下、世界中の意。「兄弟」は「きょうだい」とも読む。
しかいどうほう【四海同胞】
⇒ しかいけいてい(四海兄弟)
しかくしめん【四角四面】
生真面目で、面白おもしろみに欠けること。考え方や態度などが、まじめすぎて、堅苦しいこと。
しかくはちめん【四角八面】
「四角八方」に同じ。
しかくはっぽう【四角八方】
すべての方面。四方八方。「櫓(やぐら)に火を懸け、—に走り回って」〈太平記・三〉
しくはちがい【四衢八街】
大きな通りが四方八方に通じた大きな町。交通などの便がよく、にぎわう町の形容。▽「衢」「街」は、ともに四方に通じる道。
しくはっく【四苦八苦】
非常に苦労すること。たいへんな苦しみ。もと仏教の語で、あらゆる苦しみの意。▽「四苦」は生しょう老・病・死の四つの苦しみ。「八苦」は「四苦」に愛別離苦あいべつりく(親愛な者との別れの苦しみ)、怨憎会苦おんぞうえく(恨み憎む者に会う苦しみ)、求不得苦ぐふとくく(求めているものが得られない苦しみ)、五蘊盛苦ごうんじょうく(心身を形成する五つの要素から生じる苦しみ)を加えたもの。
しこうはっきょく【四荒八極】
世界の隅々まで。世界のあらゆる場所のこと。▽「四荒」は四方の果てのえびすの住む地。北方の觚竹こちく、南方の北戸ほくこ、西方の西王母、東方の日下じつかの四つを指す。「八極」は八方の遠方の地。八方の地の果てのところ。
ししゃごにゅう【四捨五入】
[名](スル)計算で、求めるけたの次の端数が4以下なら切り捨て、5以上なら切り上げて1とし、求めるけたに加える方法。「小数第三位を—する」
ししょごきょう【四書五経】
中国の代表的な古典の総称で、儒教で経典として尊ばれたもの。▽「四書」は儒教の根本教典とされる『大学だいがく』『中庸ちゅうよう』『論語ろんご』『孟子もうし』。「五経」は儒教の教典のうち重要な『易経えききょう』『詩経しきょう』『書経しょきょう』『礼記らいき』『春秋しゅんじゅう』の五種の書。「五経」については時代により異なる。