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辞書
[動マ五(四)]
1 そのことに心がとらわれる。こだわる。執着する。「旧例に—・む」
「強ちに外形に—・みて総ての物類を描擬するにあらず」〈逍遥・小説神髄〉
2 物事がはかばかしく進まないでいる。進むのに難渋する。とどこおる。「暮れ—・む空」「船が行き—・む」
3 なじむ。なれ親しむ。
「滅多にいらっしゃらないから…本当には—・まないんだと」〈山本有三・波〉
4 悩み苦しむ。病む。
「この君—・みて泣きむつかり」〈源・横笛〉
5 植物がしおれる。生気がなくなる。
「色づける葉の—・みて立てるを見れば」〈かげろふ・中〉
6 ひたむきに思いを寄せる。執心する。
「おれが首だけ—・んでゐる」〈浄・冥途の飛脚〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
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