かき‐はら・う〔‐はらふ〕【^×掻き払う】

の解説

［動ワ五（ハ四）］

1. １ 勢いよく横に打ち振る。

   1. 「白い薄雲が刷毛先 (はけさき) で—・った痕 (あと) の様に」〈漱石・三四郎〉

1. ２ じゃまなものを除き去る。また、手で払う。払いのける。

   1. 「涙のこぼるるを—・ひ給へる御手つき」〈源・須磨〉

1. ３ 掃き清める。

   1. 「きたなき所は、—・ひかきのごはすとて」〈宇津保・祭の使〉

1. ４ （連用形を副詞的に用いて）一つも残らないようにする。残らず全部。すっかり。

   1. 「西の宮は、流され給ひて三日といふに—・ひ焼けにしかば」〈かげろふ・中〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

goo辞書とは

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典（国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など）と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。