笑止千万の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

非常にばかばかしいこと、おかしいこと。また、そのさま。また、いかにも気の毒なさまに用いられることもある。▽「笑止」はおかしいこと。ばかばかしいこと。また、気の毒なこと。「千万」は語の下に添えて、このうえなくその程度が高いことを表す。
句例
笑止千万な振る舞い
用例
これはまた笑止千万な。南都北嶺とやらの聖僧ひじりたちも少なからぬように見うけたが、<芥川竜之介・邪宗門>
活用形
〈―ナ〉

笑止千万の解説 - 学研 四字熟語辞典

ひどくばかばかしくて、話にならないこと。また、とても気の毒であるという意味でも使うことがある。
注記
おもしろおかしくて笑うという意味ではない。「笑止」は、ばかばかしいこと。「千万」は、程度がはなはだしい、このうえない。「へそで茶を沸かす」と同意。
用例
貴方あなたがたから見て笑止千万な事もその時の私には実際大困難だったのです。〈夏目漱石・こころ〉

笑止千万の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

[形動][文][ナリ]
  1. 非常にこっけいなさま。「—な話」

  1. たいそう気の毒なさま。

    1. 「さても不慮なる事—」〈浮・万金丹・二〉

出典:青空文庫

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