さ・く【裂く／割く】

の解説

［動カ五（四）］

1. １ ひと続きのものを、強い力を加えて直線的に二つに離す。手で強く引っ張って破る。「布を—・く」「生木を—・く」

1. ２ 刃物などで切って開く。「魚の腹を—・く」「うなぎを—・く」

1. ３ 親しい関係にある者どうしを無理に離す。「二人の仲を—・く」

1. ４ （割く）予定しているものの一部を、都合して他の用に充てる。「時間を—・く」「紙面を—・く」「人手を—・く」

1. ５ 目尻に入れ墨をする。

   1. 「あめつつ千鳥ま鵐 (しとと) など—・ける利目 (とめ) 」〈記・中・歌謡〉

[可能]さける

［動カ下二］「さ（裂）ける」の文語形。

類語

• 破る(やぶる)
• 破く(やぶく)
• 引き裂く(ひきさく)

関連語

• 破れる(やぶれる)
• 破ける(やぶける)
• 裂ける(さける)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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