弁の解説 - 日本漢字能力検定協会 漢字ペディア

弁

部首

廾 （こまぬき・にじゅうあし）

画数

5（部首内画数：2）

種別

常用漢字・教育漢字

漢検の級

6級

音読み

ベン

訓読み

［外］わきまえる・ わける・ はなびら・ とく・ かたる・ かんむり

意味

【A】［辨］ わきまえる。わける。処理する。「弁証」「弁別」「明弁」 【B】 ［］はなびら。また、液体や気体の出入りを調節するもの。「弁膜」「花弁」「安全弁」 【C】［辯］ かたる。話す。述べる。説きあかす。また、言葉づかい。「弁解」「答弁」「雄弁」 【D】［弁］ かんむり。「武弁」

［参考］本来別の意味の四つの字を「弁」にまとめた。

【A】旧字

辨

部首

辛（からい）

画数

16（部首内画数：9）

漢検の級

1級/準1級

【B】旧字

>

部首

瓜（うり）

画数

19（部首内画数：14）

漢検の級

1級/準1級

【C】旧字

辯

部首

辛（からい）

画数

21（部首内画数：14）

漢検の級

1級/準1級

【D】新字

弁

部首

廾（こまぬき・にじゅうあし）

画数

5（部首内画数：2）

漢検の級

1級

弁の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

べん【弁〔辨〕〔辯〕〔瓣〕】

［音］ベン（呉）　［訓］わきまえる

［学習漢字］5年

1. １ 是非・善悪を区別する。わきまえる。「弁別／思弁」

1. ２ けじめをつけて処理する。「弁済・弁償／勘弁・支弁・自弁」

1. ３ 弁当。「駅弁・腰弁 (こしべん) 」

1. ４ 理屈を立てて話す。「弁解・弁護・弁難・弁明・弁論／抗弁・陳弁・答弁・論弁」

1. ５ 理屈を立てた議論。また、しゃべること。ものの言いぶり。「弁舌／詭弁 (きべん) ・口弁・多弁・駄弁・訥弁 (とつべん) ・熱弁・能弁・雄弁」

1. ６ 独特のしゃべり方。方言。「東北弁」

1. ７ 花びら。「花弁 (かべん) ・単弁・離弁花」

1. ８ 管の出入り口にあって流体の出入を調節する花びら状のもの。「弁膜／安全弁・僧帽弁」

1. ９ ずきん状の冠。「武弁」

1. 10 （「辨」の代用字）事を処理する。事務をさばく。「合弁・買弁」

1. 11 （「辮」の代用字）糸などを編む。「弁髪」

[補説]本来1〜3は「辨」、4〜6は「辯」、7・8は「瓣」と書いた。

［名のり］さだ・ただ・なか・のぶ・わけ

［難読］花弁 (はなびら) 

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