アロン【Aaron】
旧約聖書に登場する人物。レビ人。モーセの兄。預言者としてモーセを助け、イスラエルの民をエジプトから解放。最初の大祭司となり、モーセとともに民を約束の地カナンへ導くが、自身はヨルダン川を渡ることな...
いいおか‐の‐すけごろう【飯岡助五郎】
[1792〜1859]江戸後期の博徒(ばくと)。相模(さがみ)の人。下総(しもうさ)国飯岡(千葉県旭市東部)で飯岡浜一帯を縄張りとし、笹川繁蔵と勢力争いをした。講談・浪曲「天保水滸伝(てんぽうす...
いけたに‐しんざぶろう【池谷信三郎】
[1900〜1933]小説家・劇作家。東京の生まれ。ドイツ留学に取材した小説「望郷」で文壇に登場。モダニズムの作風で知られた。他に小説「橋」「有閑夫人」など。
いけだ‐みつまさ【池田光政】
[1609〜1682]備前岡山藩主。輝政の孫。藩政改革に熊沢蕃山(くまざわばんざん)を登用。閑谷黌(しずたにこう)を創建。儒教を重んじ、新田開発・殖産興業に努めた。
いしかわ‐ごえもん【石川五右衛門】
安土桃山時代の伝説的大盗賊。文禄3年(1594)京都三条河原で釜煎(かまい)りの刑に処せられたという。歌舞伎「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」、浄瑠璃「傾城吉岡染(けいせいよしおかぞめ)」な...
いしかわ‐の‐いらつめ【石川郎女/石川女郎】
大和・奈良時代の女流歌人。万葉集に同名の七人が登場するが、実在したのは三人から五人とする説が有力。 久米禅師と歌を贈答した石川郎女。 大津皇子と歌を贈答した石川郎女。 日並皇子(ひなみしの...
いまにし‐きんじ【今西錦司】
[1902〜1992]人類学者。京都の生まれ。京大教授・岐阜大学長。生物種の棲(す)み分けの理論を提唱。日本の霊長類学の基礎を築く。また、独自の進化論を唱えた。登山家としても著名。文化勲章受章。...
うだ‐てんのう【宇多天皇】
[867〜931]第59代天皇。在位887〜897。光孝天皇の第7皇子。名は定省(さだみ)。菅原道真を登用し、藤原氏を抑えて政治の刷新を図った。その治世を後世、寛平(かんぴょう)の治という。譲位...
おう‐さん【王粲】
[177〜217]中国、後漢から魏(ぎ)にかけての文人。高平(山東省)の人。字(あざな)は仲宣。博覧多識で知られる。詩賦に長じ、建安七子の一人。「従軍詩」「七哀詩」「登楼賦」など。
おう‐しかん【王之渙】
[688〜742]中国、盛唐の詩人。字(あざな)は季陵。辺塞(へんさい)詩に優れた。絶句の 「鸛鵲(かんじゃく)楼に登る」や「涼州詞」は有名。