あつか・う〔あつかふ〕【扱う】

の解説

［動ワ五（ハ四）］

1. １ 道具・機械などを、使ったり操作したりする。取り扱う。「壊れやすいので丁寧に—・う」「旋盤を—・う」

1. ２ 物事をとりさばく。仕事として処理する。「事務を—・う」「輸入品を—・う店」

1. ３ 人をもてなす。世話をする。「大ぜいの客を—・う」

1. ４ ある身分・役割・状態にあるものとして遇する。「大人として—・う」「欠席として—・う」

1. ５ 特に取り上げて問題にする。「環境問題を—・った番組」「新聞で大きく—・われる」

1. ６ 調停する。仲裁する。「けんかを—・う」

1. ７ 看護する。

   1. 「病者のことを思う給へ—・ひ侍るほどに」〈源・夕顔〉

1. ８ 持て余す。処置に困る。

   1. 「皆この事を—・ひて議するに」〈今昔・一〇・五〉

1. ９ うわさをする。

   1. 「人々も、思ひの外なることかなと—・ふめるを」〈源・紅葉賀〉

[可能]あつかえる

類語

• 取り扱う(とりあつかう)
• 計らう(はからう)
• さばく(さばく)
• こなす(こなす)
• 切り回す(きりまわす)

関連語

• 取りさばく(とりさばく)
• 処する(しょする)
• 律する(りっする)

あつか・う〔あつかふ〕【熱かふ】

の解説

［動ハ四］

1. １ 熱に苦しむ。

   1. 「火の神かぐつちを生まむとする時に、—・ひ懊悩 (なや) む」〈神代紀・上〉

1. ２ もだえ苦しむ。思い煩う。

   1. 「妃、床に臥して涕泣 (いさ) ち、—・ひて」〈継体紀〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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