キジカクシ科の多年草。山地自生し、肥厚した地下茎から多数の濃緑色の葉を出す。葉は長さ30〜50センチで、厚くつやがある。春、短い茎を出して淡黄色の小花穂状密集してつけ、実は丸く赤色、まれに黄色。園芸品種が多い。 実=秋》「花の時は気づかざりしが—の実/几董

[名]
  1. 女性が使う脇付 (わきづけ) の一。おんもと。

  1. 御座所。また、貴人のおそば。

    1. 「—にさぶらふ人の中に、内侍仕うまつるべき人はありや」〈宇津保・内侍督〉

  1. 御許人 (おもとびと) 」の略。

    1. 「ただ我どちと知らせて、ものなど言ふ若き—の侍るを」〈夕顔

  1. 女房の呼び名などの下につけて用いる敬称

    1. 「大式部の—」〈紫式部日記

[代]二人称の人代名詞。主として女性、特に女房を親しんでいう語。
    1. 「—だに物し給はば、何かさらむ」〈宇津保・内侍督〉

出典:青空文庫

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