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辞書
1 上代、氏 (うじ) を尊んだ称。氏そのもの、または朝臣 (あそみ) ・宿禰 (すくね) など、氏の下に付けてよぶものをいう。また、両者をあわせたものをも「かばね」とよぶ。狭義には、朝臣・宿禰などのことをさす。古代の「かばね」には、臣 (おみ) ・連 (むらじ) ・造 (みやつこ) ・君 (きみ) ・直 (あたえ) など数十種あり、氏の出自によるものと、氏の職業に与えられたものとがある。
2 天武天皇13年(684)の八色 (やくさ) の制で定められたもの。真人 (まひと) ・朝臣・宿禰・忌寸 (いみき) ・道師 (みちのし) ・臣 (おみ) ・連 (むらじ) ・稲置 (いなぎ) の「かばね」を諸臣に与えて、氏族の身分秩序を確立しようとしたもの。
1 死体。また、死体の骨。しかばね。なきがら。「—を葬る」
「海行かば水浸 (みづ) く—」〈万・四〇九四〉
2 「尸冠 (しかばねかんむり) 」の異称。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
屍
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