仏語。天台宗で説く三諦 (さんだい) の一。すべてのものは実体がなく、因縁によって仮に生じて存在しているということ。

[名]易の算木 (さんぎ) に現れた卦の形。占いの結果。転じて、縁起
[形動][文][ナリ]
  1. 《「きたい(希代)」の音変化とも》奇妙なさま。不思議であるさま。けったい。

    1. 「—なことの続くのは、何か変事のある知らせと」〈逍遥桐一葉

  1. 《「卦体が悪い」の略》縁起でもないさま。いやな感じがするさま。いまいましいさま。けったい。

    1. 「エエ、—な。俺たった独り振り残しをるな」〈伎・韓人漢文〉

  1. 近世ごろまでは「けだい」》なまけること。おこたること。怠惰。「—の心が生じる」

  1. 仏語。善行を修めるのに積極的でない心の状態精進 (しょうじん) に対していう。

出典:青空文庫

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2023年11月