しゅっけ」の直音表記

「一日の—の功徳は、はかりなきものなれば、なほ頼ませ給へ」〈・夢浮橋〉

律令制で、四等官 (しとうかん) の第二位。職掌は長官 (かみ) と同じで、長官補佐し、時にその代理をする。「輔」「介」など官司により用字が異なる。→四等官

[名]
  1. 助けること。手伝うこと。また、その人。

    1. 貴様だったろう、爺の—をして遣ったのは」〈木下尚江良人の自白

  1. 芝居演芸などで、応援出演する人。また、ある人の代わりに出演する人。代演

  1. 歌舞伎台本を合作するとき、立作者 (たてさくしゃ) 補助する立場の作者

  1. 他人の杯の酒を当人に代わって飲むこと。また、その人。

    1. 「間 (あい) をいたせ、お—を仕れと仰せつけられ」〈浮・禁短気・六〉

  1. 《婦女子をいう盗人などの隠語「なごすけ」の略》俗に、若い女性のこと。

[接尾]
  1. 事物特徴などをとってそれに添え、人の呼称として用いる。「飲み—」「ねぼ—」

  1. 受け答えなどの言葉の終わりを省略し、代わりに軽くふざけた気持ちで擬人化して添える。「合点承知の—」

律令制で、内侍司 (ないしのつかさ) の次官。ないしのすけ。

出典:青空文庫

出典:gooニュース

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2023年11月