《名詞「綱」の動詞化》

[動ガ五(四)]
    1. ㋐ひも・綱などで物を結びとめて、そこから離れたり、逃げたりしないようにする。「犬を—・ぐ」「鎖で—・ぐ」

    2. 相手の気持ちなどが離れていかないようにする。「彼女の心を—・ぐために一芝居打つ」

  1. 一定の所に留め置いて外へ出さないようにする。拘禁したり、拘束したりする。「獄に—・がれる」

  1. 結びつけてひと続きのものにする。「車両を—・ぐ」

  1. 離れているもの、切れているものを続け合わせて一つにする。また、そのようにして通じるようにする。「手を—・ぐ」「電話を—・ぐ」

  1. なんとか長く、切れないようにたもたせる。たえないようにする。「望みを—・ぐ」「命を—・ぐ」「座を—・ぐ」

  1. 足跡などをたどって行方を追い求める。

    1. 「射ゆ鹿 (しし) を—・ぐ川辺のにこ草の」〈・三八七四〉

[可能]つなげる
[動ガ下二]つなげる」の文語形。
[補説]書名別項。→ツナグ

辻村深月の連作小説集。一生に一度、生者と死者再会させるという使者について描かれた物語平成22年(2010)刊。翌年、第32回吉川英治文学新人賞受賞。

出典:青空文庫

出典:gooニュース

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