ひめゆりがくとたい【ひめゆり学徒隊】
⇒ひめゆり部隊
ひめゆりのとう【ひめゆりの塔】
沖縄県糸満 (いとまん) 市にある慰霊塔。第二次大戦末期の沖縄戦で、看護隊として動員され戦死した沖縄師範女子部と沖縄県立第一高等女学校の生徒・職員を合祀する。→ひめゆり部隊 石野径一郎の小説。昭和24年(1949)発表。太平洋戦争末期の沖縄戦における、ひめゆり部隊の少女たちの悲劇を描く。昭和28年(1953)、今井正監督・脚本により映画化され、第4回ブルーリボン賞監督賞受賞。昭和57年(1982)、同監督・脚本によりリメークされた。 神山征二郎監督による映画の題名。平成7年(1995)公開。原作は仲宗根政善による「ひめゆりの塔をめぐる人々の手記」。
ひめゆりぶたい【ひめゆり部隊】
第二次大戦末期の昭和20年(1945)、米軍との沖縄戦で従軍看護要員として動員され、戦死した沖縄師範女子部と沖縄県立第一高等女学校の生徒・職員のこと。両校の校章が白ゆりで、第一高等女学校の校友雑誌が「おとひめ」であったことから戦後につけられた名称。ひめゆり学徒隊。→ひめゆりの塔
出典:青空文庫
・・・多加志の病室の外には姫百合や撫子が五六本、洗面器の水に浸されていた・・・ 芥川竜之介「子供の病気」
・・・葉牡丹が咲いている。姫百合が咲いている。ふと前方を見ると、緑いろの・・・ 太宰治「令嬢アユ」
・・・に笑める様は、谷間の姫百合に朝日影さして、しげき露の痕なく晞けるが・・・ 夏目漱石「薤露行」