1 届くようにする。至らせる。「遠い祖国に思いを―・す」
2 そのことがもとで、ある結果、特によくない結果を引き起こす。ある状態に立ち至らせる。「私の不明の―・すところ」
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5 命を差し出す。身をささげる。
「危ふきを見て命を―・す処、兼ねて思ひ定め候ひけるかに依りて」〈太平記・二六〉
6 (補助動詞)動詞の連用形やこれに「お」を付けた形、または、漢語サ変動詞の語幹やこれに「御 (ご) 」を付けた形などに付く。
出典:青空文庫
・・・と、ほとんど完全に一致するような形式で成就した。彼は、事業を完成・・・ 芥川竜之介「或日の大石内蔵助」
・・・、――あなたのお供を致すのでございます。」 孫七は長い間黙ってい・・・ 芥川竜之介「おぎん」
・・・「そんな気は誰でも致すものでございますよ。爺やなどはいつぞや御庭・・・ 芥川竜之介「影」