[名](スル)《披 (ひら) き露 (あらわ) す意》
  1. 手紙・文書などを開いて人に見せること。

  1. 広く人に知らせること。世間一般に発表すること。「裏話を—する」「開店—」

  1. 意見を申し上げること。報告すること。

    1. 「孝長帰参して、此の旨を—ありければ」〈古活字本保元・上〉

[名](スル)
  1. 筋肉・神経などが、使いすぎのためにその機能低下し、本来の働きをなしえなくなる状態。つかれ。「—が重なる」「心身ともに—する」

  1. 金属などの材料に、弾性限界より小さい外力であっても繰り返し作用すると、材料強度低下する現象。ついには破壊することが多い。弾性疲労。つかれ。「金属—」

  1. 貧しくなること。貧乏

    1. 「—し貧なる者は、眉も伸びず、目をも見開かぬぞ」〈文明本人天眼目抄・一〉

[動ワ五(ハ四)]

  1. 落ちているものを取り上げて手にする。「ごみを—・う」⇔捨てる

  1. 他人の落とした物を手に入れる。拾得する。「財布を—・う」

  1. 多くの中から必要なものを選び取る。「関係事項を—・ってみる」「活字を—・う」

  1. 職のない人や不遇な人を取り立てる。引き上げる。「彼に—・われたのが出世糸口となった」

    1. ㋐思いがけなく手に入れる。「勝ちを—・う」

    2. ㋑失うはずのものを失わずにすむ。「危ないところで命を—・った」

  1. 車などで出かける途中で人を乗せて一緒に行く。「駅前友人を—・って目的地に向かう」

  1. 乗り物を呼びとめて乗る。つかまえる。「タクシーを—・う」

  1. テニス、バレーボールなどの球技で、打ち返すのがむずかしい球をなんとか打ち返す。「ネット際のボールをやっと—・う」「—・いまくる」

  1. マイクロホンなどが音を取り入れる。「マイクで下駄の音を—・う」

  1. 10 徒歩で行く。

    1. 「態々 (わざわざ) 夜道を—・うて来たは何ぞ急の用か」〈露伴五重塔

  1. 11 株式などを、安値になるのを待ちかまえて買う。「内需株を底値で—・う」

[可能]ひろえる
[名・形動]品性言動などがいやしいこと。見識などが浅はかであること。また、そのさま。「—な知見

出典:青空文庫

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2023年11月