ご‐れき【呉歴】
[1632〜1718]中国、清初の画家。常熟(江蘇省)の人。字(あざな)は漁山。号は墨井道人。四王呉惲(ごうん)の一人。黄公望の画法を学び、山水画風を確立。のちにイエズス会に入り、西洋画の影響を...
ゴロブニン【Vasiliy Mikhaylovich Golovnin】
[1776〜1831]ロシアの海軍士官。ディアナ号で世界周航中、1811年に国後島(くなしりとう)で日本の松前藩に捕らえられ、ロシアに捕らえられた高田屋嘉兵衛との交換で釈放。著「日本幽囚記」。ゴ...
ゴローニン【Golovnin】
⇒ゴロブニン
ゴンクール【Goncourt】
(Edmond Huot de 〜)[1822〜1896]フランスの小説家。の兄。弟とともに「ジェルミニー・ラセルトゥー」など、自然主義の小説を合作。また、日本の浮世絵の研究・紹介にも努めた...
ゴンゴラ【Luis de Góngora y Argote】
[1561〜1627]スペインの詩人。初期は平明な詩をつくったが、のちに難解な作風に転じた。独特な表現法は「ゴンゴリスモ」と呼ばれ、後世のスペイン文学に大きな影響を及ぼした。作「ポリフェモとガラ...
ゴンザレス‐デ‐クラビホ【González de Clavijo】
⇒クラビホ
ごんすい【言水】
⇒池西言水(いけにしごんすい)
ごんそう【勤操】
[758〜827]奈良末期から平安初期の三論宗の僧。大和の人。大安寺で三論を学び、宮中の講義を認められて大僧都・東大寺別当となる。石淵寺を開創。石淵僧正。ごんぞう。きんそう。
ごんだ‐なおすけ【権田直助】
[1809〜1887]幕末・明治初期の国学者・医者。武蔵の人。号、名越舎(なごしのや)。平田篤胤(ひらたあつたね)に国学を学んだ。尊攘(そんじょう)運動に参加、維新後、神官・皇典講究所教授などを...
ごんだ‐らいふ【権田雷斧】
[1847〜1934]仏教学者。真言宗の僧。新潟の生まれ。奈良の長谷寺で修学。豊山派(ぶざんは)管長・大正大学学長を歴任。著「密教綱要」など。
ゴンチャロフ【Ivan Aleksandrovich Goncharov】
[1812〜1891]ロシアの小説家。人物の性格描写にすぐれた、克明なリアリズムが特色。1853年、プチャーチン提督に従って長崎に来航。小説「オブローモフ」、旅行記「フリゲート艦パルラダ号」など。
ゴンパーズ【Samuel Gompers】
[1850〜1924]米国の労働運動指導者。英国生まれ。米国に移民後、1886年、米国労働総同盟(AFL)を結成して初代会長となる。階級協調主義・職能別組合主義を主張した。
ゴーガン【Gauguin】
⇒ゴーギャン
ゴーキー【Arshile Gorky】
[1904〜1948]米国の画家。アルメニア生まれで米国に移住。シュールレアリスムの影響を受けて特異な抽象画を描き、米国における抽象絵画の先駆者となった。
ゴーギャン【Paul Gauguin】
[1848〜1903]フランスの画家。大胆な装飾的構図・色彩を特色とし、晩年はタヒチ島に渡り、現地の人々を描いた。著「ノア‐ノア」など。ゴーガン。→後期印象派
ゴーゴリ【Nikolay Vasil'evich Gogol'】
[1809〜1852]ロシアの小説家・劇作家。ロシア写実主義文学の創始者の一人。社会の退廃と人間の卑俗さを、鋭い風刺のうちに悲哀をこめて描いた。小説「外套」「鼻」「死せる魂」、戯曲「検察官」など。
ゴータマ【(梵)Gautama】
釈迦(しゃか)の姓。→瞿曇(くどん)
ゴーチエ【Théophile Gautier】
[1811〜1872]フランスの詩人・小説家。ロマン派の文人として活躍、のち「芸術のための芸術」を唱え、高踏派の先駆者となった。詩集「七宝螺鈿集(しっぽうらでんしゅう)」、小説「モーパン嬢」など...
ゴーディマー【Nadine Gordimer】
[1923〜2014]南アフリカ共和国の白人女性作家。一貫してアパルトヘイトの不条理を批判。1974年「保護管理人」でブッカー賞受賞、1991年ノーベル文学賞受賞。他に「ブルジョワ世界の終わりに...
ゴードン【Charles George Gordon】
[1833〜1885]英国の軍人。中国名、戈登。1863年、李鴻章(りこうしょう)の要請で常勝軍を率い、太平天国の乱の鎮定に活躍。のち、スーダン反乱軍討伐中に戦死。ゴルドン。
ゴードン【Beate Sirota Gordon】
[1923〜2012]ウィーンの生まれ。5歳から15歳までを日本で過ごす。第二次大戦中は米国で過ごし、戦後はGHQの民間職員として再来日。日本国憲法の草案作成に携わり、男女平等に関する条項を起草...
ゴーリキー【Maksim Gor'kiy】
[1868〜1936]ソ連の小説家・劇作家。本名、アレクセイ=マクシーモビチ=ペーシコフ(Aleksey Maksimovich Peshkov)。極貧生活のうちに革命運動に加わり、社会主義リア...
ゴールズワージー【John Galsworthy】
[1867〜1933]英国の小説家・劇作家。自由主義的改良主義の立場から、当時の英国社会の物質主義を批判。1932年ノーベル文学賞受賞。小説「フォーサイト家物語」、戯曲「銀の箱」など。
ゴールディング【William Golding】
[1911〜1993]英国の小説家。人間の原罪をテーマにした作品を多く発表。1983年ノーベル文学賞受賞。作「蠅(はえ)の王」「後継者たち」「通過儀礼」など。
ゴールドスミス【Oliver Goldsmith】
[1728〜1774]英国の詩人・小説家・劇作家。アイルランドの生まれ。小説「ウェークフィールドの牧師」のほか、詩「寒村行」、戯曲「お人よし」などがある。