いっちょういっし【一張一弛】
弦を強く張ったり、ゆるめたりすること。転じて、人に厳しく接したり、やさしく接したりすること。政治家・上司、また教育者の心得で、時には厳格に、時には寛大に程よく人に接するべきことをいう。また、現在では取引所の用語として、相場が小幅に高下を繰り返すこと。▽「一弛一張いっしいっちょう」ともいう。
いっちょういっせき【一朝一夕】
きわめてわずかな期間、非常に短い時間のたとえ。ひと朝とひと晩の意から。▽「一朝一夕には…できない」のように、下に打ち消し表現を伴うことが多い。
いっちょういったん【一長一短】
人や物事について、いい面もあり悪い面もあること。長所もあり短所もあって、完全でないこと。▽「一…一…」は「ある面は…ある面は…」の意。「長」「短」は長所・短所、よい点・悪い点。「一短一長いったんいっちょう」ともいう。
いっちょうじきにゅう【一超直入】
すみやかに迷いを超越して、ただちに悟りの境地に達すること。ひとたび迷いを超越したら、回り道をせず、一足飛びにそのものの中に没入すること。▽仏教語。「直入」はただちに悟りに入ること。
いっちょうのふうき【一朝富貴】
急に富貴な身分になること。▽「一朝」はある朝突然に、思いもよらずにわかにの意。