えか-だんぴ【慧可断臂】
非常に強い
決意のほどを示すこと。また、切なる求道の思いを示すこと。▽「
慧可」は中国南北朝時代後期の
高僧で、
禅宗の第二祖。「
断臂」は臂
ひじ(腕)を切り落とすこと。この語は後世、
画題としても
有名。
- 出典
- 『続高僧伝ぞくこうそうでん』一六
- 故事
- 禅宗の高僧慧可は、嵩山すうざんの少林寺にいた達磨だるまに教えを請うたが、達磨は面壁めんぺきするばかりであった。慧可はある大雪の夜、雪の中に立って自分の左臂ひじを切り落として求道の決意のほどを示し、それによって教えを授けられたという故事から。