せんせんふこく【宣戦布告】
相手国に対して、戦争を宣言して公布すること。これにより、戦闘状態に入り、戦争が開始される。
そうぼうのきげん【草茅危言】
国政に対して浴びせられる民間の批判の声のこと。▽「草茅」は草むら。転じて、朝廷・官界に対する民間・在野の意。草莽そうもうに同じ。「危言」は厳しい言葉。
そうもくかいへい【草木皆兵】
相手の勢いなどに恐れおののくあまり、何でもないものに対しても、自分の敵であるかのように錯覚しておびえること。▽草や木を見てすべて敵兵と思い、恐れおののく意。
たいぎめいぶん【大義名分】
人として、また、臣として国家や君主に対して守るべき道理・本分や節義。ある行為のよりどころとなる正当な理由や道理。▽「名分」は身分などに応じて、守るべき本分。
たいぎゅうだんきん【対牛弾琴】
牛に対して琴を弾いて聞かせる意から、何の効果もなく無駄なこと。愚かな人に深遠な道理を説いて聞かせること。せっかくの好意や努力が無駄に終わること。▽「牛うしに対たいして琴ことを弾だんず」と訓読する。
たいぜんじじゃく【泰然自若】
落ち着いていてどんなことにも動じないさま。▽「泰然」は落ち着いて物事に動じないさま。「自若」は何に対してもあわてず、驚かず、落ち着いているさま。
たいほうしょうれん【大法小廉】
すべての上下の臣が皆忠義で善良であること。大臣は法を守り、小臣は清く正しく、国家に対して忠節を尽くすこと。臣下の心得をいう。▽「廉」は清く正しいこと。
たじょうぶっしん【多情仏心】
人や物事に対して情の多いことが、仏の慈悲の心であるという意。また、情が多く移り気だが、無慈悲にはなれないこと。
ちすうれいひ【知崇礼卑】
本当の知者は知識を得れば得るほど、他人に対してはへりくだって、礼を尽くすものだということ。▽「知崇」は知能が高くなることで、それによって徳も高まること。「礼卑」は礼においてはへりくだるということで、それによって人に慕われるということ。「知ち崇たかく礼れい卑ひくし」と訓読する。
ちゅうくんあいこく【忠君愛国】
君主に対して忠節を尽くし、国を愛すること。▽「忠君」は君主に対して忠節であること。「愛国」は国を愛すること。