ばんせいふかん【万世不刊】
長く伝わって、いつまでも滅びないこと。永遠に残ること。▽「万世」は永遠・永久の意。「刊」は削る意。「不刊」は滅びないこと。磨滅しないこと。昔は竹や木に漆で文字を書き、誤りや不要な部分は削り消したことからいう。
ひゃくせいふま【百世不磨】
永久に消えずに残ること。不朽。いつまでも消滅しないこと。▽「百世」は百代、長い年月の意。「不磨」はすり減らないこと。
ひゃくねんかせい【百年河清】
黄河の水が澄むのを長いこと待っている意から、まったく当てにならないことをいつまでも待つことのたとえ。
ふうせいかくれい【風声鶴唳】
おじけづいて、わずかなことにも恐れおののくことのたとえ。▽「風声」は風の音。「鶴唳」はつるの鳴き声。わずかな物音にもおびえるたとえ。「鶴唳風声かくれいふうせい」ともいう。
ふえきりゅうこう【不易流行】
いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。蕉風俳諧しょうふうはいかいの理念の一つ。解釈には諸説ある。▽「不易」はいつまでも変わらないこと。「流行」は時代々々に応じて変化すること。
ふろうちょうじゅ【不老長寿】
いつまでも年をとらず、長生きすること。▽「長寿」は長生き・長命。
ふろうふし【不老不死】
いつまでも年をとらず、死なないこと。いつまでも老いることなく生きること。
ぶうんちょうきゅう【武運長久】
武人としての命運が長く続くこと。また、出征した兵がいつまでも無事なこと。▽「武運」は戦いにおける勝敗の運。また、武人としての命運。
みらいえいごう【未来永劫】
これから未来にわたる、果てしなく長い年月。永遠。▽仏教語。「未来」は将来のこと。「永劫」は想像できないほど長い時間を表す。「未来」を添えて意味を強めた語。仏教では「永」は「よう」とも読む。
るるめんめん【縷縷綿綿】
話が長くて、くどくどしいさま。また、中身のない話が、延々と繰り返されるさま。▽「縷縷」は細長く続くさま。また、細々と話すさま。「綿綿」はいつまでも続いて絶えない意。「綿」は「緜」とも書く。