めいせいかくかく【名声赫赫】
世間での、よい評判が盛んなさま。▽「名声」はよい評判の意。「赫赫」は勢いが盛んなさま。「赫赫」は「かっかく」とも読む。
めいせいかじつ【名声過実】
実際の才能や技能などよりも評判のほうが高いこと。評判ほどではないこと。
めいそうじょうき【明窓浄机】
明るく清潔で、落ち着いて勉強できる書斎の形容。読書や執筆に適している場所。明るい窓と塵ちり一つない清潔な机の意から。▽「机」は「几」とも書く。
めいそんじつぼう【名存実亡】
名前だけが残って、実質がなくなること。▽「名な存そんし実じつ亡ほろぶ」と訓読する。
めいてつほしん【明哲保身】
聡明そうめいで道理に明るい人は、危険を避け身を安全に保つ意。また、本来の意味とは異なり、「保身」の意味が誤解されて、自分の身の安全だけを考え、要領よく生きるという意味で使われることもある。▽「明哲」は賢くて物事の道理に明るいこと。また、その人やそのさま。「明哲めいてつ身みを保たもつ」と訓読する。
めいぼうこうし【明眸皓歯】
美女の形容。美しく澄んだ目もとと、白く美しい歯並びの意から。非業の死を遂げた楊貴妃ようきひをしのんで、唐の詩人杜甫とほが作った詩の語で、もとは楊貴妃の美貌びぼうを形容した語。▽「眸」は瞳ひとみのこと。「皓」は白くきれいなこと。「皓」は「皎」とも書く。「皓歯明眸こうしめいぼう」ともいう。
めいめいはくはく【明明白白】
非常にはっきりしているさま。はっきりとして疑わしいところが全くないさま。▽「明白」のそれぞれの語を重ねて、意味を強めた表現。
めいもくちょうたん【明目張胆】
恐れることなく、思い切って事に当たること。また、はばかることなく、公然と物事をやってのけること。▽「明目」は目を見張って、よく物を見ること。「張胆」は肝きもを張る、勇気を奮って事に当たる意味。後世には、よくないことを公然とするときに多く用いるようになった。「目めを明あきらかにし胆きもを張はる」と訓読する。
めいよばんかい【名誉挽回】
一度失った信用や評判を、その後の言動によって取り戻すこと。
めいりのきょう【名利之境】
名誉と利益を求める場所。名誉や利益を求めるために、あくせくする境遇。