ねんげみしょう【拈華微笑】
言葉を使わず、心から心へ伝えること。また、伝えることができること。▽仏教語。「拈華」は花をひねる意。「華」は草木の花の総称。「拈」は指先でひねること。
ねんろうりょうしょう【年老竜鍾】
年老いて、しょんぼりとやつれているさま。
はいぐんのしょう【敗軍之将】
戦いに敗れた将軍のこと。物事に失敗した人の場合にもいう。▽「敗軍の将は兵を語らず」の形で用いられることが多い。戦いに敗れた将軍は、兵法について語ってはいけないという意。いさぎよく負けを認めて、あれこれ弁解してはならず、また、失敗した事柄について意見をしてはいけないという意。
はがんいっしょう【破顔一笑】
にっこり笑うこと。▽「破顔」は顔をほころばせること。ほほえむこと。「一笑」はちょっと笑うこと。
はくいんぼうしょう【博引旁証】
事物を説明するのに、多くの例を引き、証拠をあげて論ずること。▽「博引」は広く例を引用すること。「旁」はあまねく、広く行き渡る意。「証」は証拠の意。
はくしゃせいしょう【白砂青松】
海岸の美しい景観の形容。白い砂浜と青々とした松林の続く海岸線の意から。▽「砂」は「沙」とも書き、また、「さ」とも読む。
はじゃけんしょう【破邪顕正】
誤った考えを打破し、正しい考えを示し守ること。不正を破って、正義を明らかにすること。▽仏教語。「破邪」は邪道・邪説を打ち破ること。「正」は「せい」とも読む。
はんしはんしょう【半死半生】
ほとんど死にかかっていること。今にも死にそうで、やっと生きている状態。▽「死」は「じ」、「生」は「せい」「じょう」とも読む。
ばんしいっせい【万死一生】
必死の覚悟を決めること。また、ほとんど死を避けがたい危険な瀬戸際で、かろうじて助かること。▽「万死」はほとんど助かる見込みのないこと。「生」は「しょう」とも読む。前者は「万死に一生を顧かえりみず」、後者は「万死を出いでて一生に遇あう」「万死に一生を得う」の略。
ばんしょくさいしょう【伴食宰相】
地位に比して実力が伴わない大臣のこと。また、職務を果たさず実権もない大臣のこと。