きょうけいのせい【薑桂之性】
年老いてますます剛直なことのたとえ。また、特有の性質は簡単には変わらないたとえ。▽「薑」はしょうが。「桂」は肉桂にっけい(にっき)。ともに古くなってもその辛さを失わず、辛さを増すことからいう。
けんろのぎ【黔驢之技】
自分の稚拙な腕前を自覚せずに示して恥をかくこと。また、見かけ倒しの劣った腕前・技量。▽「黔」は地名。黔州けんしゅう。今の中国貴州省。「驢」はろば。「技」は「わざ」とも読む。
せいていのあ【井底之蛙】
ぜんしゃのてつ【前車之轍】
⇒ ぜんしゃのふくてつ(前車覆轍)
そうこうのつま【糟糠之妻】
貧しいときから一緒に苦労を重ねてきた妻。▽「糟糠」は酒かすと米ぬか。貧しい食事の形容。「糟糠の妻は堂より下さず」とも常用される。貧しさを共にしてきた妻は、自分が富貴になっても大切にするという意。
だっとのいきおい【脱兎之勢】
素早い動き。
だんがんのち【弾丸之地】
きわめて狭い土地のたとえ。
だんきのいましめ【断機之戒】
学問は中途で放棄してしまっては何の価値もないという戒め。
はいすいのじん【背水之陣】
切羽詰まっていて、もう一歩も後にはひけないぎりぎりの状況。また、そうした状況に身を置いて、必死に物事に取り組むこと。川を背にしたところに陣を敷き、退却できないようにして必死に戦う意から。▽「背水」は川を背にすること。
ふうじゅのたん【風樹之嘆】
父母がこの世になく、孝行のできない嘆き。静まりたいと思っても、風がやまない限り静まることができない樹木の嘆きにたとえたもの。