けいこむしょう【刑故無小】
故意に犯した罪は小さな罪でも刑罰を与えること。故意による罪を罰するのに、その犯した罪が小さいということは問題にならないという意から。▽「故」は故意に犯した罪。「故こを刑けいするに小しょうとする無なし」と訓読する。
たいわくふかい【大惑不解】
自分の迷いを自覚できない凡人は、一生かかっても真理を悟ることはできないということ。また、大いに迷い惑って、疑問がなかなか解けないこと。
たじのとき【多事之秋】
事件や問題が多くおこっている時期。国家や社会が不安定な時。
たんしひょういん【簞食瓢飲】
わずかな食糧しかない貧しい生活の中で学問に励むこと。また粗末な食事のたとえ。
だんきのいましめ【断機之戒】
学問は中途で放棄してしまっては何の価値もないという戒め。
とうかいひょうしゃく【凍解氷釈】
疑問や問題が、氷が解けてなくなるように解決すること。▽「解」「釈」はともに、ここでは氷が解けること。「氷」は「冰」とも書く。
どうちょうとせつ【道聴塗説】
知識などの理解がいい加減で、しっかり自分のものになっていないこと。また、根拠のない伝聞、受け売りの意。▽「塗」は「道」と同じで道路のこと。道でたまたま聞き知ったことを、また道で得意そうに、人に話し伝えること。「道みちに聴ききて塗みちに説とく」と訓読する。
どくがくころう【独学孤陋】
師も友ももたずにひとりで学問すると、見識がひとりよがりになってかたくなになるからよくないということ。
ゆうそくこじつ【有職故実】
朝廷や公家、武家の昔からの行事や法令・儀式・制度・官職・風俗・習慣の先例、典故。また、それらを研究する学問。▽「有職」は「ゆうしょく」「ゆうそこ」とも読む。「職」は、もと「識」と書いた。
れんじつれんや【連日連夜】
毎日、昼夜を問わず。幾日も幾晩も続いて。