ちょうけんてんじつ【重見天日】
暗い状況から抜け出すこと。悪い状態から脱却し、再びよいほうに向かうこと。▽「重見」は再び見る意。「天日」は太陽のこと。「重かさねて天日てんじつを見みる」と訓読する。
ちょうてんりっち【頂天立地】
独り立ちして他人には頼らないこと。独立の気概をいう。▽「頂天」は頂上・極度、「立地」は立場の意。「天てんを頂いただいて地ちに立たつ」と訓読する。
てんいしせき【天威咫尺】
天子の威光がすぐ近くにあることから、天子のそば近くに仕えること。
てんいむほう【天衣無縫】
物事に技巧などの形跡がなく自然なさま。天人・天女の衣には縫い目がまったくないことから、文章や詩歌がわざとらしくなく、自然に作られていて巧みなこと。また、人柄が飾り気がなく、純真で無邪気なさま、天真爛漫らんまんなことをいう。また、物事が完全無欠である形容にも用いられることがある。▽「天衣」は天人・天女の着物。「無縫」は着物に縫い目のないこと。「無縫天衣むほうてんい」ともいう。
てんかいっぴん【天下一品】
世の中に並ぶものがないほどすぐれていることやもの、またそのさま。
てんかごめん【天下御免】
だれにも遠慮せずに、何かをなしてよいこと。世間的に公然と認められていること。
てんかたいへい【天下泰平】
世の中がよく治まり、穏やかな様子。また、何の心配事もなく、のんびりしているさま。▽「泰」は「太」とも書く。
てんかたいへい【天下太平】
[名・形動] 1 世の中が平和でよく治まっていること。また、そのさま。「—な(の)世」 2 なんの心配事もなくのんきにしていること。また、そのさま。「—な(の)暮らしぶり」
てんかむそう【天下無双】
天下に並ぶ者がいないほど、すぐれているさま。また、その人。▽「無双」は世に並ぶものがないさま。「下」は「が」、「無」は「ぶ」とも読む。
てんかむてき【天下無敵】
この世にかなうものがいないほど強い、あるいはすぐれていること。