ひゃくぶんいっけん【百聞一見】
人の話を何度も聞くよりも、自分の目で一度見て確かめるほうがより真実に近いということ。
ふうきふうん【富貴浮雲】
富と地位は、浮き雲のようなものである意。人としての道を逸脱して得た富や地位は、はかなく頼りにならないこと。また、名利に無関心で金銭や地位に心を動かされることのないたとえ。一般に富と地位は、はかなく頼りにならないものである意にも用いられる。▽「富貴」は財産があって身分が高いこと。
やくろうちゅうのもの【薬籠中物】
いつも薬箱に入っていて、いつでも使える常備薬という意から、必要に応じて使うことのできる、身につけた知識や技術のこと。また、手なずけてあって、自分の言うことを忠実に聞く手下や部下のこと。
りょうたいさいい【量体裁衣】
実際の状況に応じて、物事を現実に適した形で処理する策を講じること。からだの寸法を測って、寸法通りに衣服を作る意から。▽「量体」はからだ・現実の姿を量ること。「体たいを量はかりて衣いを裁たつ」と訓読する。