はくがくしんもん【博学審問】
広く学んで詳しく問いただし、学問の道を究めること。広く学んで知識を広め、細かに詳しく疑問を起こし問うこと。儒教、特に朱子学でいう学問の道程で、学ぶ、問う、思う、弁ずる、行うの「学ぶ、問う」に当たる。▽「博」は広い意。「審問」は詳しく調べて尋ねる意。
ばくてんせきち【幕天席地】
志気が非常に盛んなこと。また、気持ちの大きいたとえ。天を屋根の代わりの幕とし、大地を座席のむしろにする意から。▽「席」はむしろ。「天てんを幕まくとし地ちを席せきとす」と訓読する。
へいさばんり【平沙万里】
広く大きな砂漠のこと。砂原が限りなく広がるさま。▽「平沙」は平らで広い砂原。「沙」は「砂」に同じ。「万里」ははるかに広がる形容。
べいえんはくべん【米塩博弁】
議論が詳細かつ多方面にわたって交わされること。また、その議論。また、些末さまつなことをくだくだと話すこと。▽「米」「塩」は、ともに細かく小さな粒であることから、非常に細かいもののたとえ。「博」は広い、多方面の意。
ほういせんたい【縫衣浅帯】
袖そでの下から両わきを縫い合わせた服と広い帯。儒者の服。転じて、儒者・学者・文人のこと。▽「縫衣」は縫腋ほうえき縫掖ほうえきのことで、袖の下から両わきを縫いつけた服。「浅帯」は広い帯。帯が広いと服に食い込むのが浅いことからいうが、諸説ある。「縫」は「逢」とも書く。