しゅうしいっかん【終始一貫】
最初から最後までずっと変わらないこと。▽「一貫」は一つの方法・態度などを貫き通すこと。
しゅうそうれつじつ【秋霜烈日】
刑罰・権威・節操・意志などが厳しく、また、厳かなことのたとえ。秋の厳しく冷たい霜と夏の強い日差しの意から。
しゅかいいちじ【取快一時】
一時の快楽をむさぼる刹那的な態度。
しゅそりょうたん【首鼠両端】
ぐずぐずして、どちらか一方に決めかねているたとえ。また、形勢をうかがい、心を決めかねているたとえ。日和見ひよりみ。穴から首だけ出したねずみが外をうかがって、両側をきょろきょろ見回している意から。▽「首鼠」は「首施しゅし」に同じで、躊躇ちゅうちょするさまともいう。「両端」はふた心の意。
しゅっしょしんたい【出処進退】
官職や地位にとどまっていることと、辞めて退くこと。身のふり方や身の処し方。また、世に出て仕えることと、退いて民間にあること。仕官と在野。▽「出」は世に出て仕える意。「処」は官につかずに家にいる意。「進退出処しんたいしゅっしょ」ともいう。
しゅびいっかん【首尾一貫】
最初から最後まで、一つの方針や態度で貫かれていること。▽「首」は頭の意味。「首尾」は始めと終わり。最初から最後まで。
しゅんじゅうのひっぽう【春秋筆法】
間接的な原因を、あたかも直接的な原因として表現することで、真理をつく方法。間接的な原因や結果も踏まえて批判すること。また、厳しく公正な態度で、鋭い批判を繰り広げること。
しゅんぷうたいとう【春風駘蕩】
春の景色ののどかなさま。春風がそよそよと気持ちよく吹くさま。また、温和でのんびりとした人柄のたとえ。▽「駘蕩」は春ののどかなさま。のびのびしたさま。
しんきいってん【心機一転】
ある動機をきっかけとして、すっかり気持ちがよい方向に変わること。また、あることをきっかけに、すっかり気持ちや心をよいほうに入れかえること。▽「心機」は心の働き・心のはずみ・気持ち。「一転」はまったく変わる、がらりと変わること。
じだいしゅぎ【事大主義】
自分の信念をもたず、支配的な勢力や風潮に迎合して自己保身を図ろうとする態度・考え方。