えいせいちゅうりつ【永世中立】
国際法上、他の諸国間の戦争や紛争に関係しない義務を負い、かつ、その独立と領土の保全とが他の諸国家によって保障されている状態。スイス、オーストリアなどはその例。
えんぶしゅうぶん【偃武修文】
戦いをやめ、文教によって平穏な世の中を築くこと。▽「偃武」は武器を伏せかたづける意。戦いをやめること。「偃」は伏せる意。「修文」は文徳を修めること。学問を修めること。「武ぶを偃ふせ文ぶんを修おさむ」と訓読する。
きばほうぎゅう【帰馬放牛】
戦争が終わって平和になるたとえ。また、再び戦争をしないたとえ。戦争で使った馬や牛を野に帰し放つ意から。▽「馬うまを帰かえし牛うしを放はなつ」と訓読する。
きもうとかく【亀毛兎角】
この世にあり得ないもの、実在するはずがない物事のたとえ。もとは戦争の起こる兆しをいった。かめに毛が生え、うさぎに角が生える意から。▽「兎角亀毛とかくきもう」ともいう。
きょうえきたじ【疆埸多事】
国境で戦争が起こってあわただしいこと。
きょくがいちゅうりつ【局外中立】
国際紛争で、当事国のどちらにも味方をしないで、中立的な立場を取ること。転じて、対立関係にある者のどちらにもつかないで、公平な態度を取ること。
さんぐんばくこつ【三軍暴骨】
大軍が戦争に大敗し、数多くの兵士が死ぬこと。戦いの激しさや悲惨さをいう。
せんせんふこく【宣戦布告】
相手国に対して、戦争を宣言して公布すること。これにより、戦闘状態に入り、戦争が開始される。
ぞうはんゆうり【造反有理】
体制に逆らうには道理があるということ。▽「造反」は謀反のこと。多く体制に追いつめられて起こす反乱をいう。毛沢東が革命戦争中に用いた言葉。のち文化大革命のときに、紅衛兵がスローガンの一つとして用いた。
ばいけんばいぎゅう【売剣買牛】
戦争をやめ、農業に力を尽くして盛んにすること。また、武器を捨てて、農業に従事すること。剣を売って牛を買う意から。▽「剣けんを売うり牛うしを買かう」と訓読する。「買牛売剣ばいぎゅうばいけん」ともいう。