しゃくしじょうぎ【杓子定規】
一定の基準や形式で、すべてを律しようとすること。また、そのために融通がきかないさま。曲がっている杓子の柄を無理に定規の代用とする意から。▽「杓子」は汁や飯などを盛ったりよそったりする道具。古くは柄が曲がっていた。
しゅうかふてき【衆寡不敵】
数が少ないことは不利であるということ。多くの敵と戦うには、味方の人数が少なく、勝ち目がないという意味。
しょうきょくしゅぎ【消極主義】
物事に対し、進んで実行したり対処したりしない方針、生き方。
しんじついちろ【真実一路】
偽りのない真心をもって一筋に進むこと。▽「真実」はまこと・ほんとうのこと。「一路」は一筋の道、一筋の道をまっすぐに、ひたすらの意。
しんぼうしかん【唇亡歯寒】
互いに補完し合う関係で、片方がくずれると他方も影響を受けること。唇がなくなると歯がさむくなるという意味。
じょうとうしゅだん【常套手段】
同じような場合に、いつも決まってとられる手段。また、ありふれた方法や手段。▽「常套」は古くからの習慣。ありふれたやり方。
じょそんだんぴ【女尊男卑】
女性の方が男性に比べて尊重され優位な立場にあること。また、そのような態度、思想、風潮。
じんかいせんじゅつ【人海戦術】
多数の人員を次々に繰り出して、仕事を成し遂げようとするやり方。機械力などを利用せず、大勢の人を動員して物事に当たらせる方法。本来の意味は、多数の兵員を投じて、数の力によって敵軍を破る戦法のこと。▽「人海」は人が多数集まっていることの形容。
すいそんさんかく【水村山郭】
水辺の村と山辺の村。もとは、中国江南地方の、のどかな農村風景のこと。
せいかたんでん【臍下丹田】
へそのすぐ下あたりのところ。漢方医学では、ここに意識を集中して力を集めれば、健康を保ち勇気がわいてくるという。▽「臍下」はへその下、「丹田」もへその下あたりの意。また、ここを「下丹田」ともいう。