いしょくどうげん【医食同源】
病気を治す薬と食べ物とは、本来根源を同じくするものであるということ。食事に注意することが病気を予防する最善の策である、また、日ごろの食生活も医療に通じるということ。▽「医食」は医薬と食事、「同源」は根源が同じ意。
かしんれいげつ【嘉辰令月】
めでたい月日のこと。よい日とよい月の意。▽「嘉」も「令」も、よい意。「辰」は日のこと。
こうしそうにょう【行屎送尿】
日常生活のたとえ。また、日常生活でのごくありふれた事柄のたとえ。
こんぜさくひ【今是昨非】
今、昨日までの過ちに気づくこと。今までの過ちを悟って悔いる語。今日は正しくて昨日までは誤っている意から。▽「是」は正しい。「非」は誤り。出典の「今の是ぜにして昨さくの非なりしを覚さとる」の略。「昨非今是さくひこんぜ」ともいう。
ごふうじゅうう【五風十雨】
世の中が平穏無事であるたとえ。気候が穏やかで順調なことで、豊作の兆しとされる。五日ごとに風が吹き、十日ごとに雨が降る意から。▽出典の「五日にして一ひとたび風ふき、十日にして一たび雨ふる」の略。
じじょうまれん【事上磨錬】
実際に行動や実践を通して、知識や精神を磨くこと。明みん代の王守仁おうしゅじん(陽明ようめい)が学問の修養について、日常の行為を離れて思索する静座に対して、実際の日常の行動をこなし、これを通して修養するのが真の学問であると述べた説。▽「事上」は実際のことに当たりながらの意。「磨錬」は練り磨く意。
へいだんぞくご【平談俗語】
ふだんの会話で使う、ごく普通の言葉。▽「平談」は日常の会話。「俗語」はふだん使う通俗的な言葉。
ほうしょくしゅうじつ【飽食終日】
一日中、腹一杯食べて、何もせずに日を過ごすこと。食うだけで一日をむなしく終えてしまうこと。▽「飽食」は飽きるほど食べること。「終日」は一日中。朝から晩まで。
むいとしょく【無為徒食】
何もしないで、ただ無駄に毎日を過ごすこと。意味もなく時間を費やすこと。▽「無為」は何もせず、人の手を用いないこと。「徒食」は働くこともせず、無駄に日を送ること。
わこんようさい【和魂洋才】
日本固有の精神を失わずに、西洋からのすぐれた学問・知識を摂取し、活用すべきであるということ。▽「和魂」は日本固有の精神のこと。「洋才」は西洋の学問に関する才能や知識のこと。「和魂漢才」の類推から生まれた語。