いちもくりょうぜん【一目瞭然】
一目見ただけで、はっきりとわかるさま。一目で明らかにわかるさま。▽「瞭然」ははっきりしているさま。「瞭」は「了」とも書く。
こんぜんいったい【渾然一体】
いくつかのものが溶け合って区別がつかないさま。▽「渾然」は溶け合って区別のないさま。一つにまとまったさま。「一体」は一つのものの意。「渾」は「混」とも書く。
しゅぼくらんぜん【朱墨爛然】
勉学に励み、研究に没頭していること。勉強のために書籍に朱色の墨で入れた書き込みが、あざやかであるという意味。
てんねんしぜん【天然自然】
人間が手を加えないで、物事がそのまま存在する状態を表す語。天がつくった、そのままであること。また、ひとりでに物事が起こること。▽「天然」も「自然」も、人為の加わらない、あるがままの意で、二つを重ねて強調している。「自然天然しぜんてんねん」ともいう。
とうぜんしごく【当然至極】
どう考えてもあたりまえであるということ。
とつぜんへんい【突然変異】
生物体で、遺伝子または染色体の変化が原因で、親と明らかに異なった形質が、突然あらわれること。
ぶつぎそうぜん【物議騒然】
世間のうわさや評判、また人々の議論、世論が騒がしいこと。
ぶつじょうそうぜん【物情騒然】
世の中が落ち着かず騒がしいさま。▽「物情」は世の中の様子。人々の心。「騒然」は騒がしいさま。落ち着かないさま。
ぼうぜんじしつ【茫然自失】
あっけにとられたり、あきれ果てたりして、我を忘れること。気が抜けてぼんやりとしてしまうこと。▽「茫然」はあっけにとられるさま。ぼんやりと気抜けするさま。「自失」は我を忘れてぼんやりとすること。「茫」は「呆」とも書く。
ぼしょくそうぜん【暮色蒼然】
夕暮れどきの、徐々にあたりが薄暗くなっていく様子。▽「暮色」は夕暮れどきの薄暗い景色の意。「蒼然」は日暮れどきの薄暗さの意。「蒼然暮色そうぜんぼしょく」ともいう。