しまおくそく【揣摩臆測】
根拠もないのに、自分だけで勝手に推測すること。▽「揣摩」はあれこれ推し量ること。推し量る意の「臆測」に重ねて、意味を強調した語。「揣」は「すい」とも読む。「臆」は「憶」とも書く。
しまおくそく【揣摩憶測】
[名](スル)自分だけの判断で物事の状態や他人の心中などを推量すること。当て推量。「恐らくは—に過ぎないであろう」〈谷崎・春琴抄〉
しゅうこちじん【修己治人】
自分を修養して徳を積み、世を治めていくこと。自分の修養に励んで徳を積み、その徳で人々を感化して、世を正しく治めることをいい、儒教の根本思想。▽「己おのれを修おさめて人ひとを治おさむ」と訓読する。
しゅうしんせいか【修身斉家】
自分の行いを修め正して、家庭をととのえ治めること。▽「斉」はととのえ治める意。「身みを修おさめ家いえを斉ととのう」と訓読する。儒教の基本的な政治観を表す「修身、斉家、治国、平天下」(身を修め、家庭をととのえ、国を治め、天下を平和に導く)の中の語。
しゅぎしゅちょう【主義主張】
人が判断の基準としている、自分の持説や考え、立場のこと。自分が生活の信条としているような考え方や思想。
しゅぶそくとう【手舞足踏】
大きな喜びなどで、気持ちが高ぶって、思わずそれが身振り手振りとなって現れること。▽「手舞」は手を動かして舞う、「足踏」は足を踏みならす。ともに踊りの動き。それによって自分の気持ちの高揚を表現することからいう。「手の舞い足の踏ふむを知らず」の略。
しゅんそくちょうはん【駿足長阪】
すぐれた人は、苦難を恐れず、自分の才能を試してみたいと思うこと。足の速い馬ほど、長い坂を越えてみたいと思うという意味。
しょうかふりょう【消化不良】
食物を分解・吸収する消化器官の働きが弱まることにより、嘔吐や下痢などの症状を起こすこと。また、物事や情報を理解しきれずに、完全に自分の知識として吸収できない状態のたとえ。
しょうこいんめつ【証拠隠滅】
事実・真実を明らかにするよりどころとなる物事をなくすこと。▽「隠滅」はあとかたもなく隠したり、消したりすること。「隠滅」は、もと「湮滅」または「堙滅」と書いたが、法令などで「隠滅」と書き換えたものが一般化した。
しょうちゅうのたま【掌中之珠】
自分のいちばん大事なたからもの。手の中に握りしめている大切な珠玉という意味。最愛の妻や子どもをさす場合が多い。