いちるせんきん【一縷千鈞】
一本の細い糸で、千鈞もの重量を吊るす意から、きわめて危険であることのたとえ。
かんがいむりょう【感慨無量】
深く身にしみて感じ、しみじみとした気持ちになること。▽「感慨」は深く心に感じてしみじみとした思いにひたること。「無量」ははかりしれないほどの意。略して「感無量」ともいう。
きうそうだい【気宇壮大】
心意気、度量や発想などが人並みはずれて大きいさま。▽「気宇」は心の持ち方、度量。「壮大」は非常に大きくて立派なさま。
げいいんばしょく【鯨飲馬食】
むやみにたくさん飲み食いすること。また、一度にたくさんのものを飲み食いすること。鯨のようにたくさんの酒や水を飲み、馬のように多く食べる意から。
しまおくそく【揣摩臆測】
根拠もないのに、自分だけで勝手に推測すること。▽「揣摩」はあれこれ推し量ること。推し量る意の「臆測」に重ねて、意味を強調した語。「揣」は「すい」とも読む。「臆」は「憶」とも書く。
とうりょうせいし【等量斉視】
すべての人々を差別せず、平等に扱うこと。▽「等」も「斉」もひとしいの意。すべての人に対して平等に量はかり、平等に視みるということ。「等ひとしく量はかり斉ひとしく視みる」と訓読する。
とくりょうかんだい【徳量寛大】
徳が高く、度量が大きく人に対して寛容なさま。▽「徳量」は徳のある人格の意。「寛大」は度量があって思いやりがあること。また、徳があり度量があること。
ひゃくせんれんま【百戦錬磨】
数々の実戦で鍛えられること。また、多くの経験を積んでいること。▽「百戦」は数多くの戦い。「錬磨」は練り磨くこと、よく鍛えること。多くの戦いにのぞんで武芸を鍛え磨くことをいう。
ぼうこひょうが【暴虎馮河】
血気にはやって向こう見ずなことをすること。無謀な行為。とらに素手で立ち向かい、大河を徒歩で渡る意から。▽「暴」は「搏」に同じで、打つ、なぐる意。「馮」は川などを徒歩で渡る意。
むりょうむへん【無量無辺】
限りないほど広々としていること。また、物事の程度や数量、分量などが計り知れないこと。