いちじつせんしゅう【一日千秋】
非常に待ち遠しいことのたとえ。ある物事や、人が早く来てほしいと願う情が非常に強いこと。一日が千年にも長く思われる意から。▽「千秋」は千年の意。「日」は「にち」とも読む。一般には「一日千秋の思いで待つ」と用いる。もと「一日三秋」から出た語。
えんめいそくさい【延命息災】
無事に長生きをすること。何事もなく長生きすることを願い祈る語。▽「息災」は災いをとめる意。転じて、からだにさわりのないこと、無事なこと。「息」はやむ、終わらせる意。「息災延命そくさいえんめい」ともいう。
ごしょうだいじ【後生大事】
非常に大切にすること。そのことを揶揄やゆして用いることが多い。もとは仏教の語で、来世の安楽を願ってひたすら善行を積んで仏道に励むことをいった。▽「後生」は死んで後の世に生まれ変わること。来世。また、来世で極楽に生まれ変わること。
しょうじんけっさい【精進潔斎】
酒や肉食をせず、ひたすら修行に専念すること。飲食を慎んで、不浄や汚れを寄せ付けずに、心身を清らかにすること。「物忌み」をすること。
じごしょうだく【事後承諾】
関係者の承諾を必要とする行為を、時間的な事情などで承諾を受けずに行ったとき、事がすんだあとで、それについての承諾を受けること。
せいじゅばんざい【聖寿万歳】
天子の寿命がいつまでも続くことを願う、言祝ことほぎのことば。
せんきょうのぼう【遷喬之望】
出世を願うこと。
たりきほんがん【他力本願】
自分の力でなく、他人の力によって望みをかなえようとすること。▽「本願」は仏が修行しているときに立てた誓い。本来は阿弥陀如来あみだにょらいの本願によって極楽往生ごくらくおうじょうを得ること。
ちぼのたん【遅暮之嘆】
願いもしないのに年老いていくわが身を嘆くこと。また、晩年。
にょいほうじゅ【如意宝珠】
一切の願望が自らの意に添ってかなえられるという、不思議な玉のこと。