どうじょうかぞく【堂上華族】
明治時代以降、華族のうち、公家くげの家系の人々をさす。
どうせいいぞく【同声異俗】
人の生まれながらの性質・素質は同じだが、環境や教育といった後天的な要素によって、人物に差が生じること。赤子の泣き声はだれでも同じで変わりないようだが、成長すると風俗や習慣を異にするようになるという意から。教育の重要性を訴える言葉。▽「俗」は風習・習慣。
どうちょうとせつ【道聴塗説】
知識などの理解がいい加減で、しっかり自分のものになっていないこと。また、根拠のない伝聞、受け売りの意。▽「塗」は「道」と同じで道路のこと。道でたまたま聞き知ったことを、また道で得意そうに、人に話し伝えること。「道みちに聴ききて塗みちに説とく」と訓読する。
どうとうがらん【堂塔伽藍】
寺院の建物の総称。堂と塔と伽藍のこと。▽「伽藍」は僧侶そうりょたちが仏道修行をする場所。
どうとうてつがく【銅頭鉄額】
銅の頭と鉄のひたいの意から、きわめて勇猛であるさま。また、刀や槍やりを通さない厚い甲冑かっちゅうや、それに身を包む兵士のこと。
どうびょうそうれん【同病相憐】
同じ病気に苦しむ人々が、互いに同情し合うこと。また広く、同じ境遇で苦しむ者同士は、互いになぐさめ合うことをいう。▽一般に「同病どうびょう相あい憐あわれむ」と訓読を用いる。
どうぶんどうき【同文同軌】
天下を統一すること。また、天下が統一されていることの形容。▽「同文」は文字を、「同軌」は車の車輪の幅を統一すること。「文ぶんを同おなじくし軌きを同おなじくす」と訓読する。「同軌同文どうきどうぶん」ともいう。
どうぶんどうしゅ【同文同種】
使われる文字、人種が同じであるということ。▽「文」は文字、「種」は種族。
どうほうどうたく【同袍同沢】
衣服をともにする意から、苦労を分かち合った親密な友。特に、戦友。転じて、一般に苦労をともにする親密な友人。
どうぼうかしょく【洞房花燭】
新婚のこと。また、新婚の夜のこと。