あいべつりく【愛別離苦】
親愛な者と別れるつらさ。親子・夫婦など、愛する人と生別または死別する苦痛や悲しみ。仏教でいう、八苦()の一つ。
ぎょっこんきんゆう【玉昆金友】
他人の兄弟をほめていう語。すぐれた兄弟の意。▽「昆」は兄、「友」は弟。「玉」「金」は珠玉と黄金。すぐれていることの形容。「金友玉昆きんゆうぎょっこん」ともいう。
くんしのさんらく【君子三楽】
君子の三つの楽しみ。父母が健在で兄弟も元気なこと。言動が正しく人や天に恥じるような後ろめたい点がないこと。すぐれた人材を教育して、立派な人物にする機会をもつことの三つ。
けいていげきしょう【兄弟鬩牆】
兄弟が、かきねの内(家の中)でけんかをする。兄弟のうちわもめのこと。また、味方どうしの争いのこと。
こつにくそうしょく【骨肉相食】
親子兄弟など肉親同士が争うこと。
こつにくのしん【骨肉之親】
親や兄弟など血筋のつながっている人のこと。また、それらの間の深い愛情のたとえ。
ごんごどうだん【言語道断】
言葉に表せないほどあまりにひどいこと。とんでもないこと。もってのほか。もと仏教の語で、奥深い仏教の真理や究極の境地は言葉では言い表せない意から。▽「言語」は言葉に出して表すこと。「道断」は言うことが断たれること。「道」は口で言うこと。また、「言語の道が断たれる」意ともいう。
しかいけいてい【四海兄弟】
真心と礼儀を尽くして他者に交われば、世界中の人々はみな兄弟のように仲良くなること。また、そうすべきであること。▽「四海」は四方の海。転じて、天下、世界中の意。「兄弟」は「きょうだい」とも読む。
しかいどうほう【四海同胞】
⇒ しかいけいてい(四海兄弟)
てんくうかいかつ【天空海闊】
⇒ かいかつてんくう(海闊天空)