しゅつりしょうじ【出離生死】
仏教のことばで、生死に捕らわれた迷いの境地から逃れ、悟りの境地に入ること。
しゅんしょういっこく【春宵一刻】
美しい春の夜の心地よさ。春の宵の満ち足りた楽しいひととき。
しんきゅうこうたい【新旧交替】
新しいものが、古いものに取って代わること。新しい物事が流行し、古いものがすたれること。また、新しい人や物事が、主たる地位や立場に就くこと。
しんてんどうち【震天動地】
大事件が起こることの形容。勢いや音などが、人を驚かすほどに激しく大きいさま。天地を震動させる意。また、そのような大音響や大騒動のこと。▽「天てんを震ふるわし地ちを動うごかす」と訓読する。
しんらばんしょう【森羅万象】
天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象。▽「森羅」は樹木が限りなく茂り並ぶ意で、たくさん連なること。「万象」はすべての形あるもの、有形のものの意。「万象」は「ばんぞう」「まんぞう」とも読む。
じばんちんか【地盤沈下】
建造物などの土台となる大地が沈み下がる現象。自然現象あるいは人為的行為(地下水のくみあげなど)による。また、勢力基盤の弱体化のたとえ。
じゅんぷうびぞく【淳風美俗】
人情の厚い美しい風俗や習慣。▽「淳風」は素直で、人情の厚い風俗。「俗」は風習・習慣。「淳」は「醇」とも書く。
じんせきみとう【人跡未踏】
人がまだ一度も入ったり通ったりしたことがないこと。▽「人跡」は人の足あと、人の通ったあと。人の往来。「未踏」はまだだれも足を踏み入れていないこと。
すいせいむし【酔生夢死】
何もせずに、むなしく一生を過ごすこと。生きている意味を自覚することなく、ぼんやりと無自覚に一生を送ること。酒に酔ったような、また、夢を見ているような心地で死んでいく意から。
すいそんさんかく【水村山郭】
水辺の村と山辺の村。もとは、中国江南地方の、のどかな農村風景のこと。