きりゃくじゅうおう【機略縦横】
策略を時に応じて自在にめぐらし用いること。▽「機略」ははかりごと・策略の意。「縦横」はたてとよこ。転じて、自由自在の意。思うままに動かすこと。
ぐんゆうかっきょ【群雄割拠】
多くの英雄や実力者たちが各地に勢力を張り、互いに対立して覇はを競い合っていること。▽「群雄」はたくさんの英雄・実力者。「割拠」はそれぞれが土地を分かち取り、そこを本拠として勢力を張ること。中国や日本の戦国時代などの状況をいう。
げんじょういじ【現状維持】
現在の状況や状態、情勢などをそのまま変えずにおくこと。また、現在の状況や状態、情勢がそのまま変わらないこと。
げんじょうだは【現状打破】
現在の状況や状態、情勢などを、よい方向に思い切って変化させること。
こうぼういっせん【光芒一閃】
光がぴかっと一瞬光るように、事が急激に、また瞬時に変化する形容。▽「光芒」はきらきらする光。光の穂先の意。「一閃」は一瞬ぴかっと光ること。「閃」はきらめく、ぴかっと光る意。
しちゅうきゅうかつ【死中求活】
絶体絶命の状況でも、何か解決の糸口を見つけ、活路を見出そうとすること。また、窮地から抜け出すために、死ぬ覚悟で、危険にとびこんでいくこと。
しでんいっせん【紫電一閃】
事態の急激な変化の形容。研ぎ澄まされた剣をひと振りするとき、一瞬ひらめく鋭い光の意から。▽「紫電」は研ぎ澄まされた剣をひと振りするときにひらめく鋭い光。「一閃」は一瞬のひらめき。さっとひらめくこと。
しまおくそく【揣摩臆測】
根拠もないのに、自分だけで勝手に推測すること。▽「揣摩」はあれこれ推し量ること。推し量る意の「臆測」に重ねて、意味を強調した語。「揣」は「すい」とも読む。「臆」は「憶」とも書く。
しりょふんべつ【思慮分別】
物事に注意深く考えをめぐらし、判断すること。物事の道理をよく考え、深く思いを凝らして判断すること。▽「思慮」はいろいろ慎重に考えること。「分別」は物事の是非や道理を常識的に判断すること。
しんしょくじじゃく【神色自若】
大事にあっても顔色一つ変えず、平然と落ち着いている様子。物事に動揺しないさま。▽「神色」は精神(心)と顔色、「自若」は物事にあわてず落ち着いているさま。